福沢諭吉の家系図を簡単に解説!子孫の現在は?レーサーやアナウンサーにもいる?
一万円札の顔として私たち日本人にとって馴染みのある福沢諭吉。
福沢諭吉は、「西洋事情」、「学問のすゝめ」といったベストセラーの出版、慶慶應義塾大学の設立、伝染病研究所の設立など様々な功績を残しています。
幕末から明治という新しい時代を生きた偉大なる思想家・教育者だった福沢諭吉にはの子孫は現在にも続いているのでしょうか?
今回は、
- 福沢諭吉の家系図
- 子孫は現在も続いているのか?
- どんな子孫がいるのか?
について、簡単に解説していきます。
目次
福沢諭吉の家系図
福沢諭吉は当時としては兄弟の人数が少なく、兄と諭吉の2人兄弟でした。
福沢諭吉は、妻との間には5男4女、合計9人の子供をもうけています。
福沢諭吉の家系図を確認していきましょう。
福沢諭吉の家族構成
父:福沢百助(?~1836年(天保6年))母:於順(?~?)
兄:三之助(?~1856年(安政3年))妻:錦(?~?)
長男:福澤一太郎(1863年(文久3年)~1938年(昭和13年))
慶應義塾塾長
次男:福澤捨次郎(1865年(慶應元年)~1926年(大正15年))
時事新報社長
三男:福澤三八(1881年(明治14年)1962年(昭和37年))
慶応義塾大教授
四男:福澤大四郎 (1883年(明治16年)~ 1960年(昭和35年))
実業家
長女:福澤里(1868年(慶應4年)~1953年(昭和28年))
中村貞吉(政治家)の妻
二女:福澤房(1870年(明治3年)~1955年(昭和30年))
福沢諭吉の婿養子・桃介の妻
三女:福澤俊(1873年(明治6年)~1954年(昭和29年))
清岡道之助(土佐藩の志士)の長男・清岡邦之助の妻
四女:福澤滝(1876年(明治9年)~?)
日本勧業銀行重役志立鉄次郎の妻
五女:福澤光(1879年(明治12年)~?)
工学士潮田伝五郎の妻
福沢諭吉は1835年(天保5年)、父・中津藩の下級藩士であった福沢百助と母・於順の間に生まれました。
兄弟は当時としては少なく、兄・三之助と諭吉の2兄弟です。
父・百助は諭吉が1歳の頃に亡くなり、兄・三之助も諭吉が21歳の頃に亡くなりました。
家督を継いだ福沢諭吉は、26歳の時に錦と結婚し4男5女をもうけ、諭吉の塾で学んでいた桃介を養子に迎えています。
福沢諭吉は下級藩士の家庭に生まれ、幼いころは貧しい暮らしをしていましたが、家の手伝いをしながら勉学に励み蘭学を学び、やがて中津藩からの命令で蘭学の塾(後の慶應義塾大学)を開き、さらには幕府の使節として海外に渡航し本を出版するなど数々の功績を納めています。
福沢諭吉の子供たち
福沢諭吉には4男5女の子供たちと、1人の養子がいました。
養子である桃介は、福沢諭吉の二女・房と結婚しています。
福沢諭吉の息子たちは、
- 長男・福澤一太郎が慶應義塾塾長
- 次男・福澤捨次郎が時事新報社長
- 三男・福澤三八が慶応義塾大教授
- 四男・福澤大四郎 が実業家
と、それぞれ学問やビジネスで功績を残しています。
福沢諭吉の娘たちも
- 長女・福澤里が中村貞吉(政治家)の妻
- 二女・福澤房が諭吉の婿養子・桃介の妻
- 三女・福澤俊が清岡道之助(土佐藩の志士)の長男・清岡邦之助の妻
- 四女・福澤滝が日本勧業銀行重役志立鉄次郎の妻
- 五女・福澤光が工学士潮田伝五郎の妻と
と、いわゆる社会的地位の高い人たちと結婚しています。
福沢諭吉の子孫は現在も続いている?
福沢諭吉には9人の子供と、1人の養子がいました。
福沢諭吉の子孫で、現在も活躍されているのは、
- 片山千恵子さん(NHKアナウンサー)
- 福澤克雄さん(テレビディレクター・演出家・映画監督)
のお二人です。
福沢諭吉の子孫|アナウンサーの片山千恵子さん
NHKアナウンサーの片山千恵子(1984年(昭和59年)~)さんは、スポーツ報知で「福沢諭吉の玄孫」と報じられていました。
片山さん自身は
「自分が何代目に当たるのかは分からないが、母方の母方の先祖が福沢諭吉」
とおっしゃっています。
2022年現在、東京アナウンス局に在籍されています。
福沢諭吉の子孫|半沢直樹も手がけた福澤克雄さん
福沢克雄(1964年(昭和39年)~)さんは、多くのドラマ制作に携わっており、あの大ヒットドラマ・「半沢直樹」を手がけた人物です。
TBSテレビに在籍されており、制作局ドラマ制作部所属のテレビドラマのディレクター・演出家・映画監督として活躍されています。
小学校から慶應義塾幼稚舎からラグビーを始め、慶應義塾大学在籍時、日本ラグビーフットボール選手権大会でラグビー日本一に輝いています。
諭吉の次男・福澤捨次郎(時事新報社長)が曾祖父であり、自身は諭吉の玄孫にあたります。
福澤克雄さんの手がけたドラマ一覧
福澤克雄さんは数々のヒットドラマに携わっています。
【福澤克雄さんの手がけたドラマ一覧】
- 誰にも言えない(1993年)
- Sweet Home(1994年)
- 私の運命(1994年~1995年)
- 長男の嫁(1994・1995年)
- 愛していると言ってくれ(1995年)
- 3年B組金八先生 第4 – 7シリーズ・スペシャル10
(1996年・1999 – 2000年・2001 – 2002年・2004 – 2005年) - 君と出逢ってから(1996年)
- 義務と演技(1996年)
- 理想の結婚(1997年)
- Sweet Season(1998年)
- 二十六夜参り(1998年)
- あきまへんで!(1998年)
- コワイ童話 人魚姫(1999年)
- 教習所物語(1999年~2000年)
- QUIZ(2000年)
- 白い影(中居正広版・2001年)
- 世界で一番熱い夏(2001年)
- ヨイショの男(2002年)
- 真夜中の雨(2002年)
- GOOD LUCK!!(2003年)
- 砂の器(中居正広版・2004年)
- 華麗なる一族(木村拓哉版・2007年)
- MR.BRAIN(2009年)
- 99年の愛〜JAPANESE AMERICANS〜(2010年)
- 南極大陸(2011年)
- MONSTERS(2012年)
- 半沢直樹(2013年・2020年)
- LEADERS リーダーズ(2014年)
- ルーズヴェルト・ゲーム(2014年)
- 流星ワゴン(2015年)
- レッドクロス〜女たちの赤紙〜(2015年)
- 下町ロケット(2015年・2018年)
- LEADERS リーダーズII(2017年)
- 陸王(2017年)
- ブラックペアン(2018年)
- ノーサイド・ゲーム(2019年)
- ドラゴン桜 第2シリーズ(2021年)
名だたる名ドラマが多いですね。
福沢諭吉の子孫が手がけたドラマだと思って見返すと、また見え方が違ってくるかもしれませんね。
福沢諭吉の子孫|レーサーでデザイナーの福沢幸雄さん
福澤幸雄(1943年(昭和18年)〜1969年(昭和44年))さんはフランスのパリ生まれのレーサーです。
他にも、ファッションモデルや紳士服メーカー「EDWARD’S(エドワーズ)」の取締役企画部長として活躍されていました。
福澤諭吉の曾孫のあたり、福沢克雄さんの親族にもあたります。
1969年(昭和44年)、レーシングカーのテスト中に起きた事故により、25歳で亡くなりました。
事故発生当時、恋人だった歌手小川知子さんは歌番組で「初恋のひと」という歌を歌いながら涙を流したそうです。
ファッションモデルとして活躍していた幸雄さんは、日本人初のパリコレモデル松田和子さんとも親しくされていました。
まとめ:福沢諭吉の子孫は現在も、第一線で活躍していた
慶應義塾の創立、学門のすゝめの出版など、数々の功績を残した福沢諭吉。
福沢諭吉の子孫もまた、各分野で活躍していることがわかりました。
今回の記事をまとめると
- 福沢諭吉には4男5女、一人の養子がいた。
- NHKアナウンサーの片山千恵子さんは福沢諭吉の子孫。
- 大ヒットドラマ・半沢直樹を手掛けた福澤克雄さんは福沢諭吉の玄孫。
- レーサー、モデルとして活躍した福沢幸雄さんは福澤諭吉の曾孫。
1万円札の顔として知られる福沢諭吉の子孫だけあり、皆さん各方面で活躍されています。
今後、福沢諭吉の子孫の中からお札の顔に選ばれる人物も出てくるかもしれませんね。
時空間的には家系図の捨次郎の後には厳密に言えばもう1代あるのでは(時次郎?)
福澤諭吉には姉が三人いました。よくお調べになってからお書きください。