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岩崎弥太郎の名言集|三菱財閥を創業した男の言葉を逸話を交えて解説!

岩崎弥太郎の名言集|三菱財閥を創業した男の言葉を逸話を交えて解説!

幕末から明治にかけての乱世の時代を生き、三菱財閥を創業した岩崎弥太郎:1835年(天保5年)~1885年( 明治18年)。岩崎弥太郎は、土佐藩(現在の高知県)の地下浪人の家庭に生まれました。武士の証として苗字を名乗り、刀をさすことを許されてはいるものの、実は幼いころは農民と変わらない生活を送っていました。しかし、彼は成長するにつれその才能をいかんなく発揮し、三菱財閥を創業しました。今回は、そんな世紀の大出世を成し遂げ三菱財閥を創業した、岩崎弥太郎の言葉を逸話を交えて解説していきます。

目次

岩崎弥太郎の名言1|小僧に頭を下げると思うから情けないのだ。金に頭を下げるのだ

岩崎弥太郎の名言1

小僧に頭を下げると思うから情けないのだ。金に頭を下げるのだ

岩崎弥太郎が勤めていた会社は、元は九十九商会という藩が運営していた商会です。そのため、社員には土佐藩士だった者が多くいました。

岩崎弥太郎は、元藩士だった社員に商人と同じようにはっぴや前掛けを着せ、お客さんに頭を下げるよう命じます。

しかし、彼らはどうしても元藩士としてのプライドが許さず、下っ端の小僧に頭を下げることができません。

そこで岩崎弥太郎は、「小僧に頭を下げると思うから情けないのだ。金に頭を下げるのた。」と諭したと言います。

岩崎弥太郎の名言2|小事にあくせくするものは大事ならず。

岩崎弥太郎の名言2

小事にあくせくするものは大事ならず。

現代のビジネス書でも取り上げられる有名な言葉ですので聞いたことがある人も多いでしょう。

小さく縮こまっては、大きく成功しないという意味です。

岩崎弥太郎は、生まれは身分の低い立場でした。小さく縮こまっていたら、歴史的な出世はできなかったに違いありません。岩崎弥太郎自身の人生経験が、この言葉を生み出したのです。

岩崎弥太郎の名言3|およそ事業をするには、まず人に与えることが必要である。それは、必ず大きな利益をもたらすからである

岩崎弥太郎の名言3

およそ事業をするには、まず人に与えることが必要である。それは、必ず大きな利益をもたらすからである

岩崎弥太郎は、利他の精神を重んじていました。それは当然、社員に対しても与える精神を持っていました。

三菱財閥の母体であり、日本郵船の前身でもある郵便汽船三菱会社の会社規則にも、
「会社に大きな利益があった時は、月給を増額することがる」
という記載があります。

実際に、岩崎弥太郎は日本で初めてボーナスを出した人物でした。岩崎弥太郎のようなトップがいれば、さぞかし社員も仕事に対するやる気が出てきたことでしょう。

岩崎弥太郎の名言4|創業は大胆に、事業を受け継ぐには小心で当たれ

岩崎弥太郎の名言4
創業は大胆に、事業を受け継ぐには小心であたれ

この言葉は、岩崎弥太郎の性格を表しています。
岩崎弥太郎は、元々土佐藩の職員でしたが、外国人相手に貿易を行い、やがて自分で会社を興した人物です。

令和の現代でこそ、会社を興すことは珍しくありませんが、この時代はかなり大胆な行為だったでしょう。

一方で、会社を興した後は、土佐藩が経営していた製糸事業を引き受けたことがありました。

しかし、製糸事業の経営は困難を極め、閉鎖してしまいます。

このように、受け継いだ事業がうまくいかなかった経験があったからこそ、このような言葉を残したのではないでしょうか。

岩崎弥太郎の名言5|部下を優遇し、事業の利益はなるべく多く彼らに分け与えよ

岩崎弥太郎の名言5
部下を優遇し、事業の利益はなるべく多く彼らに分け与えよ

「およそ事業をするには、まず人に与えることが必要である。それは、必ず大きな利益をもたらすからである」という考えを反映しているのではないでしょうか。

岩崎弥太郎は、部下に利益を分け与えることで、さらに彼らが頑張り、さらなる利益をもたらすと分かっていたのでしょう。そしてこの考えを実行するべく、日本で初めて社員にボーナスを出した人物となりました。

岩崎弥太郎の名言6|一日中、川の底をのぞいていたとて、魚はけっして取れるものではない

岩崎弥太郎の名言6
一日中、川の底をのぞいていたとて、魚はけっしてとれるものではない

本当にその通りですね。1日中川の底をのぞいていて、たまたま魚がたくさんやってきても、用意していなければ魚は捕れるはずありませんし、来てほしいと思うだけでは来てくれません。来るときは勝手にやってきます。

岩崎弥太郎は、ビジネスチャンスを魚に見立てて、平素からチャンスをつかむ準備をしておく必要があると伝えているのです。

岩崎弥太郎の名言7|ひとたび着手した事業は必ず成功を期せ。決して投機的な事業を企てるなかれ。

岩崎弥太郎の名言7
ひとたび着手した事業は必ず成功を期せ。決して投機的な事業を企てるなかれ。

岩崎弥太郎はこの言葉のほかに「国家的観念を持って全ての事業に当たれ。」とも言っています。

取り組み始めた事業は必ず成功させろ。利ざやの獲得に奔走してはいけない。国家的な事業のつもりで仕事をせよ。という意味です。

岩崎弥太郎は、社員に向けて「一人ひとりが国家的使命感を持ち、日本国民の期待に応える覚悟がなくてはならない」と伝えていました。社員に国家的使命感を持たせるとは、さすが世界的企業・三菱の考え方です。

岩崎弥太郎の名言8|機会は魚群と同じだ。はまったからといって網をつくろうとするのでは間に合わぬ

岩崎弥太郎の名言8
機会は鮮魚と同じだ。はまったからといって網をつくろうとするのでは間に合わぬ

ここでも岩崎弥太郎は、チャンスを魚に例えています。魚が来てから網を作るのでは、到底間に合いません。

平時から網を作って準備して初めて、魚を捕まえることができます。ビジネスを成功させるには、日頃からの準備が必要だと言っているのです。

岩崎弥太郎の名言9|自信は成事の秘訣であるが、空想は敗事の源泉

岩崎弥太郎の名言9
自信は成事の秘訣であるが、空想は敗事の源泉ゆえに事業は必成を期し得るものを選び、いったん始めたならば百難にたわまず勇往邁進して、必ずこれを大成しなければならぬ。

事業を行う場合、自信がない人ではきっと成功しないでしょう。

しかし、裏付けがない絵空事では失敗することも目に見えています。

岩崎弥太郎はこの名言で、確固たる自信を持つために努力し、いったん始めたら数々の困難があろうとも努力し、成功へ導かねばならないと伝えてくれています。

岩崎弥太郎の名言10|人材の育成は学問のある者を積極的に用いよ

岩崎弥太郎の名言10
人材の育成は学問のある者を積極的に用いよ

岩脇弥太郎は、福沢諭吉:1835年(天保5年)~1901年(明治34年)にこう語っています。

「最初のころは、ただの庶民を使っていましたが、人の言いなりになり便利な部分もある。しかし、無教育で物事の大事な部分をわからず、時に悪事を働く。」

「そこで、学がある人間を採用し始めたが、客に対して態度がよくない。しかし、気質は正直で知性があるので物おじしないし、交渉や文章作りは上手い。」

辛らつな言葉ですが、岩崎弥太郎は、慶應義塾や東京大学の卒業生を積極的に採用しています。

結果的に、この判断が会社の近代化につながり、三菱グループの発展につながったのです。

岩崎弥太郎の名言11|樽の上からすくって飲むやつは、たとえ一升飲まれても、三升飲まれても大したことはない。怖いのは、樽の底から一滴でも漏れることだ

岩崎弥太郎の名言11
樽の上からすくって飲むやつは、たとえ一升飲まれても、三升飲まれても大したことはない。怖いのは、樽の底から一滴でも漏れることだ。」

あるとき、従業員の1人が大金を持ち逃げしました。このことを聞いた岩崎弥太郎はこの名言を言い放ったそうです。

お金を盗まれる事よりも、日頃の無駄な散財を注意するべきだと伝えています。普通の人であれば、盗まれたことに執着しそうですが、少しずつ漏れていることに気づかず、必要な時に空っぽになっているほうが怖いことを分かっていた、岩崎弥太郎はさすがですね。

岩崎弥太郎の名言12|無駄をなくすということは、口に出して言うのは簡単でも、実行するのは難しい

岩崎弥太郎の名言12
無駄をなくすということは、口に出して言うのは簡単でも、実行するのは難しい

言うは易く行うは難しと言いますが、岩崎弥太郎も同じだったようです。

岩崎弥太郎は、徹底して無駄をなくすことを実行しています。

あるとき、弟の岩崎弥之助:1851年(嘉永4年) ~ 1908年(明治41年)が、会社の領収書を未使用の白い紙に保存していました。それを見た岩崎弥太郎は、「全国の支社で同じように白い紙を使ったら、古紙を使った場合と年間でいくら違うか計算してみよ」と言ったそうです。

実際に計算してみると年間で400円(現在の約800万円)もの経費削減につながることがわかり、すぐさま古紙を利用するようになりました。

一枚一枚の金額は大したことなくても、その積み重ねが大きな金額になることを理解し、徹底していたことが今日の三菱グループの繁栄につながっているのですね。

まとめ:岩崎弥太郎の名言には、商売の基本、人としてどう生きるべきかが詰まっている

ほとんど百姓といってもいいほど身分が低い家に生まれながら、三菱財閥を築き破格の出世を遂げた岩崎弥太郎。

岩崎弥太郎の言葉は、現代でも見習うべきことが沢山詰まっています。
今回の内容をまとめると

  • 岩崎弥太郎はビジネスとは何かを常に考え、人の使い方やお客への対応を指導していた
  • 岩崎弥太郎は、ビジネスを成功させるために常に準備を行っていた
  • 岩崎弥太郎は、領収書を保存する紙にまで気を配るほど倹約家だった

岩崎弥太郎の言葉は現代のビジネスシーンでも、大変参考になる言葉ばかりです。

仕事に行き詰まっている人も、岩崎弥太郎の生き方や考え方を学べば、仕事での成功につながるかもしれませんね。

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