武田信玄の名言19選!現代にも活かせる名言を、逸話を交えて徹底解説!

武田信玄の名言19選!現代にも活かせる名言を、逸話を交えて徹底解説!

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「甲斐の虎」の異名で恐れられた、戦国時代を代表する大名 武田信玄たけだしんげん
百戦錬磨の武将はなぜそれほどまでに強かったのか。
その秘密は武田信玄が日頃から口にしていた、「人を活かす」という考え方にありました。
今回は、現代でも十分に通じる武田信玄の名言を逸話などを交えて解説します。武田信玄の名言を通して、武田信玄の人生観、リーダーシップ、戦い方などを学び、日々の生活にも生かしていただければと思います。

目次

武田信玄の名言から学ぶ「人生観」

最強の武将として 恐れられた武田信玄は、戦だけでなく普段の生活や物事の考え方においても非常に思慮深い人物でした。
武田信玄の人生観を感じれる名言をみていきましょう。

武田信玄の名言1:「為せば成る 為さねば成らぬ 成る業を 成らぬと捨つる 人の儚さ」

意味:「努力すれば実現できる。実現できることであっても、やる前からあきらめてしまうところに人間の弱さがある。」

武田信玄のこの名言は、もとは中国の古典『書経しょきょう』太甲下篇からとったと言われています。そこには、
はからずんばなんぞん、為さずんばなんぞ成らん
と書かれています。
これは、「考えないと何も得られないが、考えるだけでもいけない。きちんと行動しなければ、目標を実現できない」という意味です。

もう一つ似た言葉に、江戸時代の米沢藩主上杉鷹山うえすぎようざんが残した
為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり
意味:「強い意志を持って行えば必ず実現できる、結果が伴わないのは意思を持って行動しないからだ。」

がありますが、これは上杉鷹山が武田信玄のこの名言を参考にしたといわれています。

武田信玄の名言2「したいことをするな、嫌なことを先にせよ」

意味:「やりたいことだけして嫌なことを後回しにするな、嫌なことから先にしなさい。」
この名言は、武田信玄が部下を叱咤激励する際に使った言葉と言われています。
嫌なことから片付ければ、途中で挫折したり、身を亡ぼしたりすることはない。
人間は、自分のしたいことを優先して行い、やらなければならないことを後回しにしてしまう癖がありますが、嫌なことほど本当に必要なことも多いため、本当に重要なことを優先して行いなさいと、武田信玄は教えてくれているのですね。

武田信玄の名言3「一日ひとつずつの教訓を聞いていったとしても、一月で三十ヶ条になるのだ。これを一年にすれば、三百六十ヶ条のことをしることになるのではないか」

意味:「毎日コツコツ努力をすれば、いずれ大きな成果につながる。」
一度にたくさんのことをやろうとすれば、限界がやってくるものです。
一日一個ずつでもやり遂げれば、得るものは大きいと分かっていても、なかなかできることではありません。
当たり前のことですが、毎日コツコツと努力を続けることの大切さを改めて感じますね。

武田信玄の名言4「一生懸命だと知恵が出る。中途半端だと愚痴が出る。いい加減だと言い訳が出る。」

意味:「物事に一生懸命取り組めば自然と工夫し知恵が出る。中途半端だと責任転嫁をしてしまい愚痴が出る。いい加減に取り組めばそれを隠そうと言い訳が出る。」
例えば商品開発をしている人が行き詰っていた時に、ふとしたことからアイデアが浮かぶことがあるといいます。
常日頃から、真剣に考え取り組んでいるからこそ、何気ないことが気づきにつながり、工夫できるのでしょう。
今から五百年も前から武田信玄はこのことに気づいていたのですね。
何事も一生懸命に取り組むことは、不変の真理、その当たり前のことを精一杯取り組んで行くことで、より良い道を切り開いていくことができます。

武田信玄の名言5「人間にとって学問は、木の枝に繁る葉と同じだ。」

意味:「人間は木の幹のようなもので、学問は幹から生えた枝や葉のようなものだ。」
武田信玄は常々、部下に対して
武術だけではなく学問をすべきだ。
と言っていたといいます。
しかし同時に、
学問ばかりでもいけない。枝や葉が多く茂る木は魅力的だが、それだけではいけない。幹となる人間の本質が大切である。
ということを言っています。 
確かに、勉強だけしていても魅力的な人間にはなれません。
武田信玄は部下に対して、人間性がしっかりしていてバランスの取れた人間になるよう教育していたのでしょう。

武田信玄の名言6「もう一押しこそ慎重になれ」

意味:「あと少しで成し遂げる時こそ慎重になるべし。」
この言葉は信玄が自分自身に向けて言った言葉です。
当時の武田信玄は、甲斐(山梨県)を手中に治め、さらに勢力を伸ばし信濃(長野県)の統一を目の前にしていました。
当初は、武田信玄が優勢だったものの、結果は惨敗。
このことから「もう一押しこそ慎重になれ」と自分に言い聞かせるようになりました。
何事も、最後の最後まで気を抜かず、最後こそ最も慎重に行うべきだということを教えてくれますね。

武田信玄の名言7「老人には経験という宝物があるのだ」

意味:「年老いても経験という宝物がある。」
ある時、若い頃に名をはせた武将に対して武田信玄が「私の話し相手になってもらえませんか」とお願いしました。
武田信玄の申し出に対して、その武将は「私は年をとって隠居した身です。」と断ったそうです。
しかし、信玄は
老人には皺と皺の隙間に経験という大切な宝物が潜んでいる。どうかその宝物を、私のような後に続く世代に役立てていただきたい。
とお願いしたといわれています。

隠居していた武将はその言葉を聞き喜んで話をしてくれ、信玄は武将の話を全て書き留めたといいます。
歳をとっているということは、その分の経験というものが蓄積されている、人生に厚みを持たせてくれる言葉ですね。

武田信玄の名言8「百人のうち九十九人に褒めらるるは、善き者にあらず」

意味:「百人のうち、九十九人が褒めたとしても、その九十九人は本当に自分の意思で褒めているのだろうか。他人の意見に流されていないだろうか。残りの一人は自分の意見をしっかりと持っている人であろう。この残り一人に褒められることなくして善き者にあらず。」
大多数の人間は周りの意見に流されて同調してしまいますが、みんなと違うことを述べる人こそ自分にとって必要な意見を言う人だということです。
あの孔子も
真の善人とは、十人のうち五人がけなし、五人がほめる人物
と同じような内容の話をしています。

武田信玄の名言9「三度物を言って三度言葉の変わる人間は、嘘をつく人間である」

意味:「三回説明をして、三回とも回答が変わる人間は嘘をついている人間である。」

武田信玄は、常日頃から領地内の村や山、木の茂り具合などをよく覚えておき、知らないふりをして人々にいろいろ尋ねていたそうです。

三回訊ねて三回答えが変わるものは嘘をつく人間だと判断して、そばに寄りつけなかったとされています。
確かに、嘘をついていると必ずつじつまが合わなくなっていきます。
このように、武田信玄は常に相手の言動を観察することで、その人間が本当に信用できるかどうか判断していました。
人を信頼していた武田信玄だからこそ、この言葉には深みがありますね。

武田信玄の名言から学ぶ「リーダー論」

武田信玄は、人を信頼し、そして人材を活かすことに非常に長けていました。
常に指導者として部下への接し方、どうやって人材を活かすかを考え行動しています。
現代に生きる我々も、社会生活を送る上で見習いたい部分がたくさんあります。

武田信玄の名言10「信頼してこそ、人は尽くしてくれるものだ」

意味:「自分から相手を信頼してこそ、相手が尽くしてくれる。」
武田信玄は、普段から家臣に忠誠を求めるのではなく、自ら家臣を信頼していました。
この言葉から、武田信玄が部下との信頼関係をいかに大切にしていたかがわかります。

武田信玄の名言11「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」

意味:「人は、石垣や城、堀と同じくらい、戦の勝敗を左右する。情けは人と人を繋いでくれるが、仇が多いと国を滅ぼしてしまう。」

戦をする上で大切なのは人であり、国を亡ぼすのも人との関わり方だと説いてします。
すでにこのころから、武田信玄は人材=人財と考えていたようです。
松下幸之助の「事業は人なり」という言葉に通じるものがありますね。

武田信玄の名言12「大将慈悲を、なさるべき儀、肝要なり」

意味:「大将たるもの慈悲の心を持つことが大切だ。」

情け深い大将にこそ、人が集まり強くなると考えてのことです。
普段から慈悲の心を持って部下に接していれば、自分が困ったときにも助けてくれるでしょう。
この言葉には「情けは人の為ならず」という側面もあるかもしれません。

武田信玄の名言13「甘柿も渋柿も、ともに役立てよ」

意味:「そのまま食べられる甘柿も役に立つが、渋柿も干し柿にすればおいしく食べられる。人間も同じで使い方によって役に立つ。」

武田信玄は自分にとって苦手な人でも、使い方によって役に立つと考えていました。
人間を能く観察し、その人間が最も活躍できる場所に配置する、まさに適材適所を意識して人を使っていたことがわかります。

武田信玄の名言14「組織はまず管理者が自分を管理せよ」

意味:「上に立つ人間は部下の手本となるように、まず自分を管理しなければならない。」

上に立つ人間がだらしないと、そのような人間は尊敬できず部下もついてきません。これは、現代でも一緒ですよね。
武田信玄は、部下を育てるにはまず自分を厳しく律する必要があること知っており、自己管理も徹底していたようですね。

武田信玄の名言15「大将、人を能く目利きして、其奉公人得物を見知て、諸役をおおせつけらるること」

意味:「大将は部下の人柄をよくみて、その部下の得意とする能力を判断して、得意分野の仕事に配置すること。」

武田信玄は普段から部下をよく観察し、仕事を采配していました。それぞれの得意な分野で仕事をできるように努める信玄は、部下たちから慕われていました。それが武田軍の結束力を生み、快進撃を続けた理由の一つでしょう。
先ほどの渋柿の話と同様、その人間が最も活躍できる場所に配置するからこそ、最大の結果を出すことができたのでしょうね。

武田信玄の名言から学ぶ「戦い方」

武田信玄は、戦国最強とも言われるほど、非常に戦の上手い武将として知られています。
武田信玄の戦に対する考え方や行動は、現代の生活やビジネスでも参考になることがたくさんあります。

武田信玄の名言16「疾きこと風の如く、除かなること林の如く、侵略すること火の如く、動かざること山の如し」

意味:「風のように素早く攻め、準備を整え林のように静かに構え、火のような激しい勢いで侵略し、守るときは山のようにどっしりと構えて動かない。」

これは、武田信玄の最も有名な言葉「風林火山」のことです。
この言葉は信玄の軍旗にかかれており「疾如風徐如林侵掠如火不動如山」と記載されていました。
しかしこの言葉は、武田信玄のオリジナルではなく、中国の孫子の兵法を参考にして書いたもので、実は続きもあったのです。

その言葉は「難知如陰動如雷霆」。

その意味は、
「密かに行動し、敵に姿を見せないようにしなさい。落雷のように徹底的に敵を攻撃しなさい。」というものです。
なぜこの部分が軍旗から省略されたのかは諸説ありますが、はっきりとした理由は今もわかっていません。

武田信玄の名言17「負けまじき軍に負け、亡ぶまじき家が亡ぶるのを、人はみな天命という。それがしに於いては天命と思わず、みな仕様の悪しきが故と思うなり」

意味:「負けるはずのない戦に負け、滅ぶことのない家が滅ぶことを、人はみな天命と言う。しかし、自分はそれが天命だとは思わない。みなそのやり方が悪いため負けるのだ。」

武田信玄は、結果には原因があると考え、常に考察を続けていました。
都合の悪いことを仕方がなかったと諦めるだけでは、成長がないということを良くわかっていたのでしょう。
現代でもそうですよね。
失敗するということは、必ず失敗した原因があります。その結果だけでなく、結果をもたらすに至った原因を考え、次の行動に活かしていくことが大切です。
そうして、改善を繰り返して行ったからこそ、武田軍は最強との称号を得たのかもしれませんね。

武田信玄の名言18「戦は40前には勝つように40過ぎたらまけないようにすべきだ」

意味:「若い時には勝つことを心がけて経験を積み、老いて来たら経験を生かして負けないよう守りに入る。」

この時代40代は高齢とされていました。波乱の時代だからこその言葉ですね。
武田信玄は53歳で亡くなりましたが、亡くなる前に遺書を準備していたとされています。
この言葉には常に攻めるのではなく、引き際も大切だという思いが込められています。

武田信玄の名言19「およそ戦というものは、五分をもって上とし、七分をもって下とす。五分は励みを生じ、七分は怠りが生じ、十分は驕りを生ず」

意味:「五分の勝利であれば励みの気持ちが生まれ、七分の勝利なら怠けた心が生じ、完璧に勝ってしまうと敵を侮り驕りの気持ちが生まれてしまう。」

武田信玄自身が、数多くの戦いの中で実感したことです。
武田信玄は非常に負けの少ない武将ですが、その少ない負け戦の中では驕りがあったと反省していたのでしょう。
いかなる時も反省し、次に活かす姿勢を持っていたため甲斐の虎と恐れられる武将になれました。
勝負事は、完全勝利をしてしまうとそこに驕りが生じる場合があります。接戦でやっと勝てた、やや余裕を持って勝てたくらいの方が、驕りも生まれず、さらに次回も勝つために努力をしていく、常に学び成長を続けることを美徳としてきた武田信玄らしい名言ですね。

まとめ:武田信玄の名言から、人生観・リーダー論・戦い方を学ぶ

百戦錬磨の戦国武将というイメージとは一転して、武田信玄は人を活かす達人でした。
ただ威張っているだけの人物ではなく、人の感情について深く学び、そして人を動かしていたことがわかります。
今回のまとめとして

  • 武田信玄は思慮深く、情にも熱い武将だった
  • 武田信玄は、非常に人を大事にし、そして人からも信頼されていた
  • 武田信玄の名言は、現代にも活かせる信玄の人生観が詰まっている

武田信玄の名言には、現代にも十分通じる学びが沢山ありました。
もし、現代に武田信玄がいたとしたら、多くの部下を従え、信頼される経営者や指導者になっていたかもしれませんね。

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